日本のバーの初体験(パート1)
物語の始まり
日本のバーでの初体験(パート1)に関する私のブログ記事へようこそ!この物語は、日本の西に位置する、通称晴れの国、岡山県にはじまります。皆さんはご存じの通り、岡山県は一年を通して天候に恵まれることから、晴れの国としても知られており、桃やブドウといった美味しい果物の産地としても広く知られています。桃から生まれ、キジや猿、犬の仲間と一緒に鬼退治をした桃太郎の物語の発祥地でもある。しかし、日本の素晴らしい童話について話すのは、別の記事にしたいと思います。
岡山駅前には、偉大な桃太郎と3匹の勇敢な動物の仲間の像が堂々と立っている。
岡山市の詳細については、岡山県公式観光ページをご覧ください。 こちら!
岡山県に焦点を当てた記事ではありませんが、私が日本で最も好きな地域の一つなので、岡山県の魅力をところどころお伝えできればと思っています。
日本でダン太郎の一人旅
この頃は21歳にして英国軍に務められ、日本語に夢中になった、まだまだ純粋(自分で言うセリフ?笑)な男でした。このことがきっかけで、私は何度も一人で日本を訪れ、できる限りいろいろな地域を探索していて、旅の途中で立ち寄った地域のひとつが岡山市でした。
また、私の語学学習の旅において、この時点で私はおそらく超中級の下というレベルに近づき始めたばかりであり、周囲の人々と豊かな会話をする能力ととても言えないことを、早い段階で述べておきたい(それでも諦めずに、必死にコミュニケーションを取ろうとしてきました。笑)。
日本語で初対面の人と話そうとすると、緊張して大汗をかいたことを今でも懐かしく思い出すことがあります。不慣れなことに挑戦するときに、誰もが経験することでしょう。しかし、「継続は力なり」のことわざがあるように、継続的な努力には凄まじい力が秘められているようです。
一人で仲間探し
話に戻りますが、ある夜、私は特に予定もなく地元の人たちと古き良きの文化交流をしたいと思い、散歩に出かけました。散歩中に小さなバー、いや、バーの小さなネオンサインが目に留まりました。「チャーリー」というネオンサインが目に飛び込んできて興味が湧きました。
岡山市内にあるチャリーズ・バーの看板のネオンの輝き
正直なところ、私はあまりお酒を飲むほうではなく、街に出て社交的になるのが好きな人間でもありません。なので、異国のバーに一人で入るというのは、少し気が重かったです。中に入りたがっている孤独な野良犬のように見えないように、できるだけその場所、雰囲気、値段などを見極めようと外に立って偵察していました。その日、私は自分自身について少し学んだ。私は少し内気で、考えるより先に行動!というよりは警戒心強めの性格だということがわかった。自分にとっては少しショッキングな発見でしたが、日々の中にある発見を大切にしていこうと思います。
見知らぬ人からの温かい歓迎
温かくフレンドリーな挨拶は、ものすごい力がある!
ほんの10秒ほどだったと思うが、入るか入らないかという選択を前に、私はこのバーの外に1、2分も立っていたような気がしました。ただし、幸運なことにバーの中にいた客の一人が私の危機を救ってくれました。「こんにちは、中に入りませんか?」と聞いてきた。私が返事をする前に、彼女はこう続けた。「中にいるみんなは優しいから、よかったら一杯飲みにいらっしゃい!」。
私は驚いた。第一に、自分の言っていることさえ理解できないかもしれない見知らぬ人に手を差し伸べる彼女の優しさに。そして第二に、彼女が外に出てきて私に話しかけてきた勇気に。アルコールが彼女の後押ししてくれていたかもしれませんが、それを除いても、私が最初に苦労して出せないでいた勇気と同じでした。彼女は、私の優柔不断の縛りを溶けて自由にしてくれました。
チャーリーの店内へ
見知らぬ人からの親切な誘いに、私は笑顔で返事をし、彼女の後についてドアを通ってチャーリーズ・バーに入っていきました。すぐにバーのマスター(バーで働いている唯一のスタッフ)に紹介され、彼は私を歓迎し、すでに座っている他の数人の客に加わるようカウンターの方を案内してくれました。
オーナーは日本語、英語、そして地元の方言を織り交ぜた独特の表現で話しかけてきました。理解が追い付けない部分もありましたが、気さくで話しやすかったので、すぐに緊張が落ち着いてきて周りの人に合わせてビールを注文。
バーのマスターと、バーで知り合った地元の常連客。
カウンターには6席ほどしかなかったと思います。バーの奥には、2-3人ずつ座れるような低めの四角いテーブルがいくつかあり、広さを実感してもらうために言っておくと、15人も入れば満席だろう。20人もいれば、おそらく頬ずり(顔と尻)なしでは動き回れないだろう、という感じでした。
飲み物とピザと変態マスター
三拍子揃った素晴らしいバーである!
皆さんはご存じのとおり、日本語ではバーのオーナーを「マスター」と呼ぶのが一般的ですが、英語圏では同じような使い方はしません。そもそもイギリスでは、店主が基本的に自分のお店で働くことが珍しいと思います。酒を全然飲まない私が詳しいという訳ではありませんが、自分の認識だと従業員数名とマネージャー1名で店を回すことが一般的です。英語での面白い呼び方の一つとしては、「バーキープ(Barkeep)」とありますが、これは従業員に対しても使えるので少し違います。
バーのマスター(確認したところ、本名はチャーリーではなかったです。。笑)と話を重ねるうちに、私は2つのことに気づきました。ひとつは、彼のコミュニケーション能力の高さでした。彼の英語力のことではなく、さまざまなお客さんとの接し方のことです。全てのお客さんが快適に過ごせるように配慮し、適切な話をタイミングよくお客さんに振ったり、共通の興味を持つお客さんやグループ同士の会話を繋げたりしていました。このような見事な接客によってより楽しい雰囲気を生み出せることは簡単なことではありません。シンプルに感心しました。
岡山県のエロ仙人参上
次にわかったことは、マスターは間違いなく大の変態だったということ。男性の世界では、あらゆるタイプの女性に関心を抱くことはタブーとは程遠く、むしろ普通なので、けして悪い意味で変態と言っているわけではりません!
このマスターの 変態度合いが桁外れであったことをはっきりさせておこう。彼の若いころの性的武勇伝を聞いていると会話が弾み、一昔前の今よりもっと開放的な時代を覗き穴から覗き見ることができた感覚でした。
夜を飲み明かす
マスター以外にも、カウンターには地元の常連客が数人いて、その人たちとの会話を楽しんでいました。私の右隣にいた年配の男性は、その態度と表情から「白雪姫」の「ねぼすけ」かポケモンのスリープ(好きなイメージをどうぞ)を思い浮かべましたが、若い外国人(私)の登場を祝って気前よくみんなに何杯かおごってくれました。私は初めてマッコリというクリーミーな韓国の酒をピザと一緒に楽しみ、夜通し笑って過ごしていました。
日本のおもてなし
新しい友人の優しさに触れて
飲んで、食べて、バーのマスターのアダルトな話を聞いて、充実した夜を過ごせました。満面の笑みを浮かべ、胃袋に大量のカロリーを蓄え、家路に着こうとしました。バーの閉店時間も迫っていたこともあり、私は財布を取り出し、支払いを済ませようとしたところ、「今日は来てくれて嬉しかった、払う必要はない!」 と一晩仲良く話していたバーの常連客が口を揃って言ってくれました。
私はとても楽しかったし、楽しめた分はしっかり支払いしたかったですが、彼らはどうしてもと言い続けました。結局、私は彼らの親切な言葉に甘えて、みんなが私の分までを負担してくれました(本当に感謝です)。日本で初めてバーに行ったときの、なんとも心温まる終わり方でした。 もし、あの日あの場に居合わせた人がこの記事を目にしたら、まずは「ありがとう」をお伝えしたい。私が忘れられない思い出を作ることができたのは、マスターとその場にいた常連客の方々のおかげです。
岡山市の近くに行かれる予定があったらぜひ立ち寄ってみて下さい!こちら
いつか戻ってくると約束
感謝の印を持って
帰る前に、また来ることを約束しました。素晴らしい夜と皆の親切なもてなしに感謝して、今度はイギリスからのお酒をプレゼントすることを決めました。
確かに、マスターチャーリーに会ったのは、これが最後ではありませんでした。パート2に続きを読んで下さい!
日本のバーでの初体験のブログ記事、パート1はこれで終わりです。後編は近日中にアップしますので、こまめにチェックしてくださいね!海外のバーで心温まるお話、あるいはクレイジーな経験談をお持ちの方は、ぜひコメントを残してください!
パート2は下記をクリック!(近日公開予定)
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